母から20歳の誕生日のお祝いプレゼント

わたしは小さい頃、毎年もらったお年玉を母に預けていました。そのお年玉がどこにあるのか母に尋ねたことはほとんどなく、ぼんやりと「そいうえば預かってもらってたな」ぐらいに思っていました。そしてわたしの20歳の誕生日。20歳は特別だから例年以上にお祝いがしたいと、母が夕食に手作りでフレンチのフルコースを振舞ってくれ、最後にプレゼントとして紙袋をわたされました。中を開けるとそこに入っていたのは、小さい頃母に預けていたお年玉と指輪でした。当時預けていたお年玉を全部ちゃんと取っておいてくれていて、ポチ袋も当時のままでした。親にお年玉を預けてそのまま親に使われてしまったという友達も周りにいたので、きちんとわたしのためにと毎年欠かさず保管していてくれたのが、まじめで優しいわたしの母らしいなと思いました。親戚が少ないので、金額が高額だったわけではありませんが、母が毎年わたしのそとを思ってきちんと保管していてくれたことがとても嬉しかったのと、当時のままのポチ袋を見たところ、もう亡くなってしまった大好きだった祖父の字が書いてあり、すごく懐かしい気持ちが沸くとともに、家族がわたしに愛情を注いでくれていたことをじわりと感じ、昔の家族の優しい姿を思い出しながらとても幸せな気持ちになりました。また、指輪は新品ではなく母のお下がりだったのですが、それは母が初任給で初めて買った指輪でした。母が大人として歩み始めたときに自分で買った指輪を、わたしが20歳という大人になった記念に譲ってくれたのです。当時わたしはまだ学生でしたが、それでも母の指輪のプレゼントをもらったことで、大人の仲間入りをしたということを認めてもらえたような気がしてとても嬉しかったです。今でも、人生でもらったプレゼントの中で1番嬉しかったのは、その20歳の誕生日のときの母からのプレゼントです。新品で何か買ってもらうのも良いけれど、20歳という節目に、家族からの愛情を感じることができたこと、そして母から大人への一歩にふさわしい記念の物を譲ってもらえたことが、わたしにとってとても素晴らしい成人後初めてのプレゼントとなりました。今でもそのお年玉たちは使わずにとってありますし、指輪ももちろん大事にしています。見る度に当時の気持ちを思い出して、母の優しさを感じ、「この指輪の似合う素敵な大人になろう!」と思います。わたしにとって最高の誕生日プレゼントでした。

 

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